ヒヤリ・ハット事例

公益財団法人日本医療機能評価機構
医療事故情報収集等事業

事例IDH539C6A4D752C8A3D
報告年発生曜日発生時間帯
2020火曜日8:00〜9:59
医療の実施の有無影響度
実施なし死亡もしくは重篤な状況に至ったと考えられる
事例の概要発生場面 事例の内容
治療・処置その他の治療・処置に関する場面 麻酔同意書患者間違い
発生場所(複数回答可)患者の数直前の患者の状態(複数回答可)
手術室
入院
複数人 不明

その他特記する心身状態あり 障害なし
疾患名滲出性中耳炎
当事者当事者職種職種経験当事者部署配属期間
1人 看護師0年0年
発見者治療・処置の種類
他職種者その他の手術 鼓膜換気チューブ挿入術
当事者以外の関連職種(複数回答可)
その他 不明
医療材料・諸物品等1
【販売名】 不明
【製造販売業者】 不明
【購入年月】 不明
発生要因(複数回答可)
確認を怠った
連携ができていなかった
事例概要
【事例の内容】
夜勤看護師からバイタルサイン、手術物品の申し送りを受けた後、物品、同意書が揃っているか確認したが、全ての書類の名前の確認ができていなかった。患者Aと患者Bの麻酔同意書が入れ替わっていることに気づかず、出棟した。手術室に入室した際、患者Bの出棟をしていた看護師が麻酔同意書の入れ替えに気づき、発見した。
【事例の背景要因の概要】
夜勤帯看護師は急変の対応があり、多忙であった。当事者は、8時10分に夜勤看護師から患者Aの手術持参物品は揃っていること、バイタルサイン測定済みであり、予定通り手術に出棟できると申し送りがあった。同時刻の手術出棟は患者Aと患者Bの2名であった。
【改善策】
手術前日、出棟時は必ず名前、日付、記入漏れがないか、物品が揃っているか確認する。同意書の確認は間違いがないか、一枚ずつ指さし呼称し確認をおこなう。出棟前に同意書類のダブルチェックをおこなう。当事者意識を持つ。