医療事故情報

公益財団法人日本医療機能評価機構
医療事故情報収集等事業

事例IDA35FD458E126A7F48
報告年発生曜日曜日区分発生時間帯
2019木曜日平日16:00〜17:59
医療の実施の有無事故の治療の程度事故の程度
実施あり濃厚な治療障害残存の可能性がある(低い)
事故の概要発生場面 事故の内容
薬剤内服薬調剤処方忘れ
発生場所(複数回答可)関連診療科(複数回答可)患者の数直前の患者の状態(複数回答可)
薬局(調剤所)
その他 消化器外科
外来
1人
60歳代 (男性)
疾患名十二指腸穿孔
アルコール性肝硬変
肝細胞癌
当事者当事者職種職種経験当事者部署配属期間直前1週間の
当直・夜勤回数
勤務形態直前1週間
の勤務時間
専門医・認定医及びその他の
医療従事者の専門・認定資格
1人 薬剤師17年11ヶ月17年11ヶ月0回交替勤務なし40
特に報告を求める事例発見者薬剤・製剤の種類
本事例は選択肢には該当しない同職種者その他 胃酸分泌抑制剤
当事者以外の関連職種(複数回答可)
医師
薬剤師
関連医薬品1
【販売名】 ランソプラゾールOD:15mg
【製造販売業者】 *****
事故調査委員会設置の有無発生要因(複数回答可)
その他 当該院外薬局に依頼した。確認を怠った
事例概要
【実施した医療行為の目的】
既往に食道静脈瘤破裂があり、EVL後で継続的に胃酸抑制剤を使用していた。しかし、院外薬局で胃酸抑制剤が無調剤となっていた。
今回、十二指腸穿孔により手術することとなった。
【事故の内容】
入院時の持参薬確認において持参された薬剤の朝食後4日分の一包化全てにランソプラゾールOD錠15mgが入っていないことを病棟薬剤師が発見。家族に内服状況を確認し、10日分は既に内服済であったとのこと。調剤した院外薬局に確認を依頼し、調剤を行わなかった可能性があると回答があった。
【事故の背景要因の概要】
ランソプラゾール錠が一包化されていないことに監査時に気づけなかった。
【改善策】
一包化薬の識別コード、錠数の確認・記録を徹底する。投薬時に薬袋から一包化薬を出して見せ、薬剤師も再度確認、説明する。